2019/03/24 07:17
最近スピーカーをご視聴されるお客様から、このような質問を多くいただきます。
『スピーカーの心地よい魅力はとてもよく分かったので、ぜひ使いたいです。
ところでこのスピーカーはブルートゥースで使えますか?』
答えは、『はい、条件付きで使えます』となります。
条件付きの理由は、エムズシステム・スピーカー自体にはブルートゥース機能が付いていないからです。
でも実は、簡単にブルートゥースを使って心地よい音を楽しむ事ができます。
この記事では、ブルートゥースの簡単な仕組み、メリットとデメリットも説明しつつ、
アンプ内蔵スピーカーのショコラを中心に、ブルートゥースを使用して具体的に接続する方法や使い方をまとめました。
※ショコラと同じ仕組みの、アンプ内蔵カゲエとバニラも同様に使えます
ウンチクはいいから繋ぎ方だけ早く知りたい!という方は、こちらからジャンプしてください。
今回は機械にあまり詳しくない方にも安心して読んでいただけるよう、
可能な限り専門用語を使わずに説明しています。
不正確な情報は記載しないよう気をつけておりますが、
厳密性より読みやすさを優先しておりますので、その点はご了承ください。
≪目次≫
1. ブルートゥース(BLUETOOTH)とは?
2. ブルートゥース(BLUETOOTH)のメリット/デメリット
3. ブルートゥース(BLUETOOTH)を使うには?
4. スピーカー側の環境/準備
5. スピーカーの接続方法と操作手順
1. ブルートゥース(Bluetooth)とは?
ブルートゥース(Bluetooth)とは、機器同士が無線で通信する仕組みの1つです。
スマホとカメラ、スマホとマイク、スマホとスマホ、スマホとパソコンなど、対応している機器同士をケーブルで繋ぐことなく情報のやりとりができる、とても便利な仕組みです。
今回で言えば、スマホなどのプレイヤーからスピーカー(正確には受信機)にブルートゥースで音楽の情報を送信する事で、ケーブルを繋がずに音楽を楽しむことができます。

2. ブルートゥース(Bluetooth)のメリット/デメリット
ブルートゥース最大のメリットは、なんと言ってもその手軽さでしょう。
手元にあるスマホ等から、場所を移動することなく聴きたい音楽や観たい動画を簡単に切り替えられ、ボリュームの調整もスピーカーの場所まで移動せずに行う事ができます。
デメリットは、電波を使う特性から環境により通信が安定しなかったり、音楽で利用する際に通信方式(コーデック)により音質が低下したりします。
ちなみにブルートゥースで通信が安定しない原因は、同じ周波数帯を使う電子レンジやコードレス電話機、他のブルートゥース機器など、多岐に渡ります。
ただ通信方式による音質の低下に関しては、プレイヤー自体の性能や音源、通信方式に何を利用するかなど様々な要因が関係してくるため、一概に「ブルートゥースにしたら音が悪くなる」という事でもありません。
最近のブルートゥースは音質が低下しにくい仕組みも色々出てきていますし、再生する音源や再生環境によってはケーブル接続との間で差を感じにくいケースも多くなっていますので、ご自身の許容範囲内であればブルートゥースの便利さを優先させるのは、生活を豊かにするよい選択の1つだと考えられます。
3. ブルートゥース(Bluetooth)を使うには?
では実際にブルートゥースを使うとしたら、プレイヤー側にどんな環境が必要でしょうか?
今回はiPhoneなどのスマホをプレイヤーとして使う事を想定しておりますので、まず最近のiPhone(iPhone 4S以降に発売されたモデル)であれば、すぐにブルートゥースで音楽が楽しめます。

iPhone以外のスマートフォンはメーカーにより異なりますが、サムソン、SONYなどのメジャーメーカーから出ている近年のスマートフォンであれば、ほとんどの機種でブルートゥースを使用して音楽を楽しめるでしょう。
もし、お持ちのスマートフォンや音楽プレイヤーがブルートゥースに対応していない場合は、次のようなブルートゥース送信機というものを使うと、ブルートゥースで音楽を楽しめるようになります。
多くのブルートゥース送信機は、スマートフォンや音楽プレイヤーのイヤホン端子に接続して使用します。
(一部ライトニング端子などデジタル接続可能な機種もあります。)
4. スピーカー側の環境/準備
スピーカー側には、ブルートゥース(Bluetooth)受信機を使う方法が一番費用もかからず導入がしやすいでしょう。
スピーカーとブルートゥース受信機は、スピーカー付属のオーディオケーブル(両端が3.5mmのミニプラグ)で接続します。

ブルートゥース(Bluetooth)受信機は、安いもので1,000円台からあります。
音に対する強いこだわりがなければ、1,000円台〜数千円のタイプで十分実用的です。
多くの種類が出ているので、製品を選ぶ時に気をつけるとよいポイントを2点お伝えします。
【ポイント① IPHONEは「AAC対応」と表記のある受信機を選ぶ】
ブルートゥースで音楽を転送するときは、機器により対応するコーデック(通信方式)が異なり、一般的に次の順番で音がよくなると言われます。
- SBC ⇒ AAC ⇒ atpXシリーズ
ただし、iPhoneはAACまでしか対応していませんので、iPhoneをご利用の場合は、受信機の対応コーデック(通信方式)に「AAC対応」と表記されているものを選びましょう。
iPhone以外のスマートフォンをお使いの場合は、ご使用のスマートフォンが対応しているコーデック(通信方式)の中で、より音質がよいと言われるコーデックに対応している受信機を選ぶとよいでしょう。
「atpXシリーズ」対応のスマートフォンをお持ちであれば、お値段は少し上がりますが、受信機も「atpXシリーズ」対応のモデルを選ばれると、お持ちのスマートフォンの性能がフルに発揮されます。
※受信機によっては、 atpXシリーズに対応していてもAACには未対応のモデルもありますのでご注意ください
【ポイント② バッテリー式は充電しながら使えるものを選ぶ】
バッテリー式の受信機で、まれに充電中は使用できないタイプもあります。
ご自宅利用がメインの場合、充電しながらの利用が多くなると思われますので、充電中も使用可能なタイプを選びましょう。
また受信機を外に持ち出す予定がなければ、バッテリー非搭載のものがよいでしょう。
<参考> amazonで人気の製品。下記以外にも今は豊富に商品があるようです(コチラから一覧がご覧いただけます)
もしお持ちのコンポやネットワークオーディオプレーヤーが、ブルートゥース受信に対応している場合は、そちらのイヤホン端子とスピーカーを繋いでいただければ、ご使用になれます。
5. スピーカーの接続方法と操作手順
◎接続
ショコラとブルートゥース受信機は、スピーカーに付属のステレオミニジャックで接続します。

※ブルートゥース内蔵コンポやネットワークオーディオプレイヤー等をお使いの場合は、各機器のイヤホン端子に接続してください。

◎操作
接続が終われば、後は基本的に通常のケーブル接続と同じ操作になります。
プレイヤーの音量を80〜90%程度にして、ショコラで音量の調整をしてください。
ただ折角ブルートゥースを使用しているので、もっと手軽で便利に使いたい!という場合は、次の操作もおすすめです。
- スピーカーの音量を9時〜12時位の位置まで上げる
- 音量調整は、手元にあるプレイヤーで行う
最初に書いたケーブル接続と同じ操作の方が音質はいいですが、あくまで厳密に聞き比べれば分かる程度の差になる場合が多いので、通常は2番目の方法でも十分にご満足いただけると思います。
以上がブルートゥースを使用して、エムズシステム・スピーカーで心地よい音を気軽に楽しむための情報です。
本情報は、これまで多くのお客様でお使いいただき問題なくご使用いただいている内容ですが、メーカーの公式見解ではございません。
本情報について何かございましたら、音空間に直接お問合せください。
本記事はもちろん、スピーカーについて何かご不明な点等ありあましたら、下記まで気軽にお問合せください。
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